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chilidogさんのコメント: 更新順

★3ヒドゥン(1987/米)凶悪エイリアン氏、B級映画の脚本センス充分アリです。ぜひ彼にメガホンを授けたい(ただし80年代で)。[投票]
★2MEMORIES(1995/日)まさに噛み合ない歯車とはこの事よ。ギア比が合わず、作品のパワーはロスしっぱなし。記憶されずに消えてゆく、Memoriesの数々。[投票(2)]
★4赤ひげ(1965/日)黒澤と三船の骨太なタッグが、骨を折り骨を接ぐ。細い生木のようなやや頼りない添え木を若い加山雄三が好演。[投票]
★3ガルーダ(2004/タイ)B級映画として、普通に面白い。ガルーダの造形もバカにできないくらいに。特に地上で大暴れする後半は、カタルシスが吹き出す。やはり怪鳥は、飛んでナンボですね。宣伝文句の<タイのゴジラ>というよりは、ラドン。 [review][投票]
★32番目のキス(2005/米)初デートのネタ以外ではファレリーの毒っぽさは影を潜め、王道以上以下でもないラブコメに。その上レッドソックスの快進撃という「ありえない」事実にシナリオが追いつかず、飲み込まれてしまった感じ。あのトイレットペーパーは欲しい。[投票]
★4犬神家の一族(1976/日)菊人形はとてつもなくうさん臭く不気味でなくてはならず、名家の姉妹は気品がありつつ<ごうつくばり>でなくてはならない。その息子らは欲望先行の<でくの坊>で、女中はイモっぽいからいいのだ(←ココ重要)。リメイクに落胆して再度本作の良さに納得。[投票(1)]
★1リリイ・シュシュのすべて(2001/日)<<その感性、よくわからない>><<投稿者:chilidog>>←正直コレの感性も分からない。羅列される暴力、痛みの描き方が「平板」で麻痺状態だが、その一部は度を超した「犯罪」だ。それらを澄み渡る空や見果てぬ田園でコーティングする手法に辟易。 [review][投票(2)]
★2バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(2007/日)想い出のニットをクリーニングに出したら、カシミアになって戻ってきた。面白ければ大笑いして済ませたいんだけれども。意図したユルユルと、偶発的なユルユルのテイストが綯い交ぜ。批評精神もごもっともだが、現代過去共に ハジけっぷりが足りず苦虫状態。 [review][投票(1)]
★3グッドナイト&グッドラック(2005/日=仏=英=米)マッカーシズムと報道、そしてコマーシャリズム。国中を席巻した恐怖の旋風を抑制された画面と展開で静かに見せる。ジョージ・クルーニー、あいかわらず守備範囲の広さを見せるが、浅く干上がらずにいてほしい。[投票]
★3ジダン 神が愛した男(2006/仏=アイスランド)今となっては懐かしいギャラクシー(銀河)軍団も荘厳なホームスタジアムも単なる背景に落とし込み、ただただジダンを追いかけまわすのみ。吠えるジダン、唸るジダン、駆けるジダン、転ぶジダン。α波いっぱいの、眠気を誘う音楽と共に。[投票(1)]
★3トランスアメリカ(2005/米)アメリカという「血」の大陸を東から西へ。失うもの得るもの、加わるもの切除するもの。秘めるものカムアウトするもの。女優を超えたフェリシティ・ハフマンの演じ手魂、凄いなあ。[投票(2)]
★3幸せのちから(2006/米)これは「親子」で観る映画なのかもしれない。だからなのか数々の苦難が深刻には描かれておらず、やや淡白な物語になってしまった。ウィル・スミスを『アリ』の時のように追い込んでいたら…。 [review][投票]
★4不都合な真実(2006/米)鼻から不都合な立場の人はこの映画を見ないであろう。問題意識を持った人と持っていると思い込んでいる人が、映画を観て、グラフの上昇を阻止する事ができるか。講演のライブ感と共同体として地上に生きるライブ感、(アメリカ人として)自嘲気味の笑い。 [review][投票]
★3どろろ(2007/日)ジプシーキングスばり音楽の格闘シーンは、細かいカットだらけのやりたい放題で観づらい。中井のはぶたいやら珍妙なお城とか、どこまで本気なのか悩むようなデキだが、2時間半を超えてるとは思えない疾走感で走りきる。柴咲のキャラ立ちが凄い。 [review][投票(2)]
★3こま撮りえいが こまねこ(2006/日)こまちゃんの口元の絶妙なラインが(30代男のハートをも)くすぐるこま撮りと、ゲスト達とのハートフルな展開に心もほっこり。けれど半立体アニメの2本や各エピソードの繋ぎ方が、あまりにぞんざいではなかですか??[投票]
★4それでもボクはやってない(2007/日)巨大弁護団が巨額をバックに動かす国やいきなり軍や秘密警察に連れ去られるような国の話ではない。この国で、都道府県下で日々展開されている事なのだ。エピソードを削ぎ落とし切った周防監督、空白の11年はムダではなかった(本当はもっと観たいけど)。 [review][投票(3)]
★2犬神家の一族(2006/日)大野雄二の物悲しい旋律が、心に響く。展開はモッサリだし、あるべきおどろおどろしさはもはやコントでしかないし、女中のキンキン声は聞くに堪えない。金田一のフケとメインテーマだけが安心印では、あまりにも。犬神家の争いよりも醜い旧作の「打ち返し」商魂にゲンナリ。[投票]
★3マリー・アントワネット(2006/米)ロックしか使ってないとか様々喧伝されていたが、いたって<普通>の(決して大河ドラマではないが) 歴史劇。王妃の悩みやら歴史の大波なんぞうっちゃって、2時間の「お菓子パーティー@ヴェルサイユ」。コッポラ娘の「肩の力の抜けた挑戦状」。 [review][投票(5)]
★4鉄コン筋クリート(2006/日)原作の持つ空気感をよく掴んでいるし…って、そんなこともどうでもいい程の確立された<映画>としての世界観に脱帽。あなたもクロとシロと共に、空を駆け、歯を見せて笑い、血を流すのだ。 [review][投票(1)]
★4硫黄島からの手紙(2006/米)さぞや勉強されたのであろうイーストウッド爺。これだけの映像を使っても米軍を苦しめた日本軍の凄まじさ、硫黄島の灼熱と硫黄地獄を再現するに至っていない。が、あの大戦に起きた事を人々に思い巡らせた事こそ、この2部作が讃えられるべき事なのか。 [review][投票(1)]