[POV: a Point of View]
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古い映画雑誌を整理したついでに作ったちょっとした備忘録、になる予定だったPOV。好きなコメントを厳選して収録するつもりがいつの間にか肥大化してグダグダになってきた（誰が何にどんなコメントをするか全く読めない仕上がりになっているので、もし見る場合は「ガチャポン」感覚で）ので、いっそのこと公開してみる。文字数制限があるので話の前後をバッサリいかさせてもらっているが、印象操作とか恣意的な意図は無い、とは言い切れない。雑感としては「ダグラス・サーク、人気あるな」という感じかな。 ● A：賞賛 B：批判 C：反省 D：反論 E：愚痴 F：理由 G：影響 H：冗談
| B | タイタニック(1997/米) | ジョディ・フォスター「『タイタニック』とかそういう映画は私には作れないわね」 | ||
| B | シャフト(2000/米) | アイザック・ヘイズ「ジャクソンは名優だし、演技も良かった。だがオリジナルは超えられない」 | ||
| B | 殺しの烙印(1967/日) | クエンティン・タランティーノ「前半はいいけど、後半はつらかった」 | ||
| C | アンタッチャブル(1987/米) | ブライアン・デ・パルマ「この映画でゾウが映ってるほどのミスをしてしまったんだ！」※13 | [comment] | |
| C | 戦場のメリークリスマス(1983/英＝日) | 坂本龍一「下手な役者。観客は役者の自意識を見るのを好まない」 | ||
| C | ダイヤルＭ(1998/米) | グウィネス・パルトロウ「何も達成できなかったし、何も学べなかったし、何も変えられなかった」 | ||
| C | ダメージ(1992/英＝仏) | ジェレミー・アイアンズ「アレが上下にパタパタしていて、決して見栄えのいいものじゃなかった」 | ||
| C | ザ・ウォッチャー(2000/米) | キアヌ・リーヴス「契約問題で元友人を信じて、契約上の責任を負う代理人にすべきではなかった」 | ||
| C | 氷の微笑(1992/米) | マイケル・ダグラス「当時ティーンエイジャーだった息子も、映画を見てやはり嫌な思いをしたようだ」 | ||
| D | ストレイト・ストーリー(1999/米＝仏＝英) | デヴィッド・リンチ「この映画が私の精神状態のバロメーターだと思うのは、大きな間違いだ」 | ||
| D | ソラリス(2002/米) | スティーヴン・ソダーバーグ「そもそも大ヒットするなんて甘い期待は抱いていないよ」 | [comment] | |
| D | マグノリア(1999/米) | ポール・トーマス・アンダーソン「なんでもコントロールしたがる性格だってことは自分でもわかってる」 | ||
| D | エイリアン(1979/米) | リドリー・スコット「あんな変なヤツに追いかけられているというのに、人物像もへったくれもない」 | ||
| E | ラリー・フリント(1996/米) | ミロシュ・フォアマン「曲解されてしまうのはとても辛いことだよ」※14 | [comment] | |
| E | ロード・オブ・ザ・リング(2001/米＝ニュージーランド) | イライジャ・ウッド「翌日の撮影予定表を見て思うんだ。「チッ、半日もブルースクリーンかよ」って」 | ||
| E | バーバー(2001/米) | フランシス・マクドーマンド「ジョエルは私に技術的なことしか言わないの」※15 | [comment] | |
| E | ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英＝独＝米＝オランダ＝デンマーク) | ビョーク「苦しむことが自己満足になりすぎているし、あれほどの心理的暴力を加える必要はないと思う」 | ||
| E | ジャッキー・ブラウン(1997/米) | クエンティン・タランティーノ「わかってない批評家が多くて困るんだ」※8 | ||
| E | ショーシャンクの空に(1994/米) | フランク・ダラボン「すごく苦労して作ったものを、どっかのバカがテレビで60秒でこき下ろすんだから」 | ||
| E | 追撃者(2000/米) | シルヴェスター・スタローン「外国のマーケットでは救われているよ。批評もそれほど過激じゃないし」 |
補足：※1 スローモーションの話。ウーいわく、俳優に合った速度があるそうだ。ちなみにケイジは60〜96コマ。トラヴォルタは96。ユンファは120。／※2 トニー・モンタナとロック・スターの共通点と言えば、もちろんドラッグ。／※3 荒木飛呂彦も「普通の映画の出来で少しガッカリ。前作のが上」とコメント。／※4 ラストのセリフ。／※5 黒澤へのオマージュ。兄妹が「ぼくは車だ！」と走るシーン／※6 ディオのイメージについて。／※7 デミ・ムーア（当時の嫁）とのカラミ。／※8 ダグラス・サークへのオマージュだそうだ。／※9 「ヘナチョコ」だからだそうだ。／※10 この後さらに、「確かに守備範囲ではあるけど」と言う。／※11 日本で上映されない理由について。中曽根首相（当時）が三島に自衛隊の施設を使う許可を与えて、それを政府上層部がよく思わなかった、という趣旨の発言。／※12 ベルリン映画祭で「『弾丸ランナー』は『ラン・ローラ・ラン』にインスパイアされて撮ったのか？」という質問に。トム・ティクヴァも認めているそうだ。／★13 「マッチ棒」の数。／※14 公開時、女性保護団体から抗議がきたことについて。／※15 二人は公私ともにパートナーである。 ● ソース：「プレミア日本版（2000/01, 2000/03, 2000/04, 2000/08, 2001/02, 2001/11, 2002/04, 2003/08, 2003/11）」、「FLiX（2001/06, 2001/07, 2001/08）」、「映画秘宝（2003/11）」、「別冊映画秘宝 『キル・ビル』＆タランティーノ・ムービー インサイダー」、坂本龍一／後藤繁雄「skmt」、荒木飛呂彦「JOJO A GO! GO!」、「DVD&ビデオは監督で観ろ！ いまどきの映画監督がすべてわかる」、
ノエル・ギャラガー"Tales from the Middle of Nowhere"
この映画が好きな人達| このPOVを気に入った人達 (4 人) | YO--CHAN TOMIMORI Santa Monica tkcrows |