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けにろんさんのあらすじ: 投票数順

★4ブルー・アイス(1992/英=米)ロンドンはソーホーのジャズクラブ「ハリーの店」のオーナー、ハリー・アンダーソン(マイケル・ケイン)は元、MI6の秘密諜報部員であったが、引退して平穏な日々を送っていた。或る日、車の接触事故が縁でステイシー(ショーン・ヤング)という女性と知り合い、懇ろになるのであった。そして、ステイシーが失踪したボーイフレンドのカイル(トッソ・ボイス)の捜索を依頼したことから、ハリーはとんでもない陰謀に巻き込まれて行く…。ラッセル・マルケイの劇場映画監督第6作。[投票]
★3荒野の渡世人(1968/日)大西部の何処か。父(志村喬)と母(ジュディース・ロバーツ)を虐殺された混血児ケン・カトウ(高倉健)は親の敵である無法者5人を追い求めて流離いの旅を続けるのであった。そんなケンが出会ったのが1人の老ガンマンのマービン(ケネス・グッドレット)。彼はケンに同情し様々なガンテクニックを伝授する。数年後、一流のガンマンになったケンは、と或る宿場町で敵の1人ビリー(クライブ・サクソン)を見つける。しかし、何とビリーは恩人マービンの息子だったのだ…。佐藤純彌の監督第7作。[投票]
★2風の又三郎(1940/日)東北の僻村のと或る小学校。夏休みが終わった9月1日に1人の転校生が来た。見慣れぬ洋服に学生帽の少年は高田三郎(片山明彦)と言ったが、4年生の嘉助(星野和正)は「風の又三郎」だと騒ぐ。折しもその日が二百十日だったからだ。女の子に人気の三郎が癪で嘉助は相撲をして彼を投げ飛ばしたりもするが「悔しかったら風を読んでみろ」と言うと本当に台風が来たのであった。そして、ある日、彼等は山奥に葡萄狩りに行くのだが…。3度映画化されている宮澤賢治原作の最初の映画化作。[投票]
★3スター・クレイジー(1980/米)ニューヨークのデパートでバイトする売れない劇作家のスキップ(ジーン・ワイルダー)と金持ちの屋敷で給仕のバイトをする売れない役者のハリー(リチャード・プライヤー)は同じ日にクビになる。友人だった2人は新天地カリフォルニアを目指して旅立ったが、途中で立ち寄った町で金が無くなりバイトをする。鳥のぬいぐるみを着ての銀行の客寄せであった。しかし、同日、そのぬいぐるみを着た者達によって銀行強盗が発生。あわれ、2人は懲役125年の刑になるのだが…。シドニー・ポワチエの監督第6作。[投票]
★2夏の遊び(1951/スウェーデン)バレリーナのマリー(マイ・ブリット・ニルソン)は恋人ダヴィッド(アルフ・チェリン)の求愛に迷っていたが、或る日の公演後に届いた1冊の古い日記に13年前の記憶を呼び起こされるのであった。その夏、別荘に行ったマリーは学生のヘンリック(ビルイェル・マルムステーン)と恋に落ちるが、彼女の伯父エルランド(ゲオルグ・フンキースト)も又マリーに惚れていたのである。三角関係は結局、若いヘンリックがマリーの心を射止めて終わるかに見えたが、彼女にいいところを見せようと無謀に断崖から海に飛び込んだヘンリックは全身打撲で死んでしまう…。ベルイマンの監督第10作。[投票]
★3ブロンディー 女銀行強盗(1993/米)プロの銀行強盗カレン(キム・ベイシンガー)はジャック(テレンス・スタンプ)の裏切りによって捕まり6年の刑期を過ごした。出所したカレンは幼かった息子パトリック(ザシュ・イングリッシュ)に会おうとするがカレンは死んだということになっていたのだ。落胆したカレンは更正を誓って働き始めるが過去がバレて解雇される。どんぞこで巡り合ったのがチンピラのJT(ヴァル・キルマー)で彼女の過去を知って憧れる。しかし、JTはジャックの甥であったのだ…。ラッセル・マルケイの劇場映画監督第8作。[投票]
★3書見機(1977/日)読書に於ける目と書物の距離は30センチと決まってる訳ではない。望遠鏡で覗いて読んでも、逆立ちして読んでも、「書見機」という器具を使用して読んでも、バーナーで焼きながら読んでも…。それも又、書を読むという行為に違いなかろう…。レーモン・ルーセルに触発されたとされる寺山修司の監督第17作。長篇『ボクサー』と『上海異人娼館』の間に製作された短篇。[投票]
★3ボンデージ(1991/米)アメリカのとあるダウンタウン。悪辣なヒモのブレイク(ベンジャミン・モートン)の下から逃れて来た娼婦リズ(テレサ・ラッセル)は、今日も今日とてミニスカートにハイヒールの装いで客を引くのであった。彼女は語る。「昔はSEXが好きだったけど今はただ1人になって眠りたい…」彼女の語る過去の挿話の数々。そんな中でもゲイの友人ラスタ(アントニオ・ファーガス)は何かと彼女を気に掛けてくれるのだが…。元タクシー運転手のデビッド・ハインズの見聞記による戯曲を映画化したケン・ラッセルの監督第25作(TV除く)。[投票]
★4炎のごとく(1981/日)時は幕末。大阪丹波屋の倅、仙吉(菅原文太)は人殺しの罪から所払いとなり博打打ちになって放浪していた。とある賭場での諍いから深手を負ったところを離れ瞽女のおりん(倍賞美津子)に救われ2人は結ばれる。京都に流れた2人は大垣屋清八(若山富三郎)のところに身を寄せ束の間の幸せな日々を送るが、名張屋新蔵(藤田まこと)の膝元の鴨川で賭場を開いたことから、仙吉は襲われ、助けようとしたおりんは殺されたのだ。折りしも京都では新撰組が組織され近藤勇(佐藤允)と仙吉は同じ刀「虎鉄」を持っていたことから気を通わせていく…。「会津の小鉄」を映画化した加藤泰の実質上の遺作。[投票]
★3課長 島耕作(1992/日)33歳にして初芝電算広告制作部課長に昇進した島耕作(田原俊彦)は女房怜子(鳥越マリ)に逃げられたが仕事には燃えていた。会社では水野(鈴木瑞穂)、宇佐美(佐藤慶)、大泉(津川雅彦)の3専務が派閥争いを繰り広げ島は宇佐美の配下であったが、一方で大学時代の同期、樫村(豊川悦司)の引きもあり大泉にも目をかけられるのであった。大泉は愛人で銀座のホステスの典子(麻生祐未)のお目付役に島を指名したが、島と典子は瞬く間に恋に落ちてしまう…。根岸吉太郎の監督第15作。[投票]
★3暴力金脈(1975/日)大阪で半端な仕事をしていた総会屋志望の中江(松方弘樹)は、ベテラン総会屋の乃木(小沢栄太郎)と知り合い手ほどきを受け、又同郷の暴力団員の奥田(梅宮辰夫)の後押しもあり、浪花相互銀行を舞台に関西トップの総会屋、神野(田中邦衛)と対決し勝利する。意気揚々と東京に進出した中江に東商物産副社長の長尾(大滝秀治)が東亜製作所の買収工作を依頼。しかし東亜製作所社長の曽宮(若山冨三郎)のバックにはカリスマ西島一光(丹波哲郎)が控えていたのだ…。中島貞夫の監督第36作。[投票]
★3国姓爺合戦(2001/日=中国)1644年。満州より台頭した清の猛攻の前に北京が陥落し300年の歴史を誇る明朝は滅びたが、各地に残った明朝の遺臣の中には抵抗を続ける者もいた。福建省の鄭芝龍(トゥ・チークオ)も、その1人で、彼の息子の鄭森(チウ・マンチェク)は南京で転戦中であったが福建に舞い戻る。しかし、父芝龍の心中は最早、明の存続は成り難しであり、彼は帰順の為に北京に向かい2度とは戻らなかった。そして、清軍の猛火が福建にも迫る…。日中国交正常化30周年記念、日活90周年記念作品の日中合作映画。監督は中国映画第5世代の呉子牛[投票]
★3新ポリス・ストーリー(1993/香港)香港警察の特捜班「重案組」を率いるエディ(ジャッキー・チェン)は日々の激務で疲れ切っていたが、そんなことお構いなしで事件は次々起こるのである。不動産会社の社長ヤッフェイ(ロー・ハントン)に誘拐予告が届けられエディは護衛の任に当たるが、あっさり誘拐されてしまう。ハン警部(ケント・チェン)他の精鋭を組織して追撃を開始するが、結局又も身代金を台湾に送金させてしまう。エディとハンは台湾に飛び更なる追跡を開始した…。カーク・ウォンの監督第8作。[投票]
★3沖縄やくざ戦争(1976/日)1971年の沖縄。翌年の本土復帰を前に本土暴力団の沖縄侵攻に備えるべく敵対関係にあった国頭(千葉真一)組と大城(織本順吉)組は手打ちし琉盛会を結成したが、国頭組で内部分裂が発生する。かねてより国頭に私怨を持つ理事の中里(松方弘樹)が分派したのだ。国頭子飼いの石川(地井武男)が中里派の数名を私刑したことから抗争は激化し、遂に国頭は中里派の若者の銃弾に倒れる。今度は石川が報復を加え、それは中里の報復を産む。そして石川が銃弾に倒れ国頭組は壊滅したが…。中島貞夫の監督第40作。[投票]
★3トエンティマン・ブラザーズ(2002/英=豪)獄中生活を送るダイル(ガイ・ピアース)、マル(ダミアン・リチャードソン)、シャイン(ジョエル・エルガートン)の3兄弟は突然釈放された。弁護士フランク(ロバート・テイラー)が手を回したのだ。3兄弟は「トエンティマン・ブラザーズ」と呼ばれる強盗のプロだが、金はいつもフランクに横取りされ、ダイルの愛妻キャロル(レイチェル・グリフィス)までもが彼の毒牙にかかっていた。仕事を終えた彼等はアリバイ作りの為に再び刑務所に戻される。その頃、フランクは「メルボルンカップ」襲撃を立案。これを最後に兄弟を殺そうとしていた。そして、兄弟は再び釈放されるが…。スコット・ロバーツの初監督作。[投票]
★2イエスタデイ(1981/カナダ)1967年のカナダ、モントリオール大学でアイスホッケー試合を観戦していた女学生ガブリエル(クレア・ビンバール)の膝元に乱闘中の選手がゲートを越えて転がり込んだ。米人留学生のマシュー(ヴィンセント・ヴァン・パタン)であった。それが切っ掛けで、やがて2人はデートするようになるが、敬虔なカトリック信者である彼女は一線を越えることを躊躇い、又彼女の家族も交際に反対するのである。折しもベトナムでの戦火は激しさを増し、やがてマシューの元にも徴兵通知が来るのだが…。人気テニスプレイヤーでもあったヴィンセント・ヴァン・パタン出演のカナダ映画。[投票]
★3昼下りの情事 古都曼陀羅(1973/日)京都で銀行勤めをする黒木(風間杜夫)は、或る日、上司の樋口部長(甲斐康二)に見合い話を持ち込まれた。樋口の妻けい子(南寿美子)の友人である可奈江(宮下順子)の紹介であったのだが、可奈江は日本画家の富岡幻舟(坂本長利)の内縁の妻であり、幻舟が昔、置屋から身受けした養女みな子(山科ゆり)が、見合い相手の女性なのであった。黒木は上司の妻を立てる為に見合いに応じたが、みな子を一目見て惹かれてしまう。しかし、実はみな子と幻舟は爛れた関係にあったのだ…。小沼勝の監督第6作。[投票]
★3おんなの細道 濡れた海峡(1980/日)中年のボク(三上寛)は人妻ストリッパーの島子(山口美也子)とねんごろになって彼女の亭主でやくざの社長(草薙幸二郎)と談判して島子を貰い受ける為に東北の片田舎に連れ立って行ったのだが、脅されてあっさり引き下がってしまう。バスに乗ると自殺志願のツエ子(小川恵)という女から金を無心され、飲み屋で飲んでると奥の部屋で爛れたセックスに没頭していた九州からの出稼ぎ男のヒラさん(石橋蓮司)とカヤ子(桐谷夏子)と知り合ったりする。やがて思いを決めて再度、島子に電話するのだが…。田中小実昌の原作を田中陽造が脚色したロマンポルノの異色作。[投票]
★4絵の中のぼくの村(1996/日)96年夏の京都。絵本作家の田島征三(本人)は双子の兄田島征彦(本人)を2人の少年期を題材にした合作絵本の打ち合わせで訪ねた…。58年夏の高知県の山村。教師の母、瑞枝(原田美枝子)とほとんど家に居ない父、健三(長塚京三)、思春期を迎えつつある姉、育子(真々田瑞希)と5人家族の双子の征三(松山慶吾)、征彦(松山翔吾)は腕白盛りであった。そんな2人のクラスにセンジ(田宮賢太朗)という転校生が来て彼等は仲良くなるのであったが…。96年ベルリン映画祭銀熊特別表彰、キネ旬主演女優賞、報知映画賞主演女優賞受賞。[投票]
★3ニックナック(1989/米)とある家の居間のクローゼットの上に置かれたガラスのドームに入れられた雪だるま人形は、同じ部屋に居る常夏人形たちが羨ましくて仕方ない。何はともあれ、彼等は閉じこめられてはいないのである。寄り添って楽しげな彼等の中の人魚の美少女も彼を誘惑するかのような笑みを浮かべるのであった。かくして、ドームを破って外に出んが為の必死の努力が開始されるが…。ジョン・ラセターの監督第4作。日本公開は『ファインディング・ニモ』の併映作として。[投票]