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悲しみのミルク (2009/ペルー=スペイン)
La teta asustadaThe Milk of Sorrow
[Drama]
製作 | クラウディア・リョサ / アントニオ・チャバリアス / ホセ・マリア・モラレス |
監督 | クラウディア・リョサ |
脚本 | クラウディア・リョサ |
撮影 | ナターシャ・ブライエ |
美術 | パトリシア・ブエノ / スサナ・トレス |
音楽 | セルマ・ムタル |
衣装 | アナ・ビリャヌエバ |
出演 | マガリ・ソリエル / スシ・サンチェス / エフライン・ソリス / マリノ・バリョン / アントリン・プリエト |
あらすじ | ペルーには、過酷な暴力を受けた女の母乳で育った子は〈恐乳病〉になり、その悲しみと恐怖を受け継ぐという伝承があった。かつて集団暴行を受けた母の悲嘆を受け継ぎ〈恐乳病〉になった娘ファウスタ(マガリ・ソリエル)は、常に何かに脅え一人では外出できず時折り鼻血を流し倒れてしまうのだ。さらに彼女は男から身を守るため自ら股間の奥にじゃがいもを埋め込んでいた。身を寄せていた叔父の家で母が死に、ファウスタは故郷に母を埋葬する旅費を稼ぐため、女流ピアニストの屋敷でメイドとして働き始める。演奏会を前にスランプに悩むピアニストは、ファウスタが口ずさむ歌に惹かれていく。第59回ベルリン映画祭金熊賞(97分/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう) | [投票] |
街の喧騒と屋敷を隔てる門扉越しの視線や来る者を拒むような禿山の階段。それは、社会的格差と人間的拒絶の象徴だ。弱さではなく強固さとなって娘を静かに包む無力感の凄み。悲しみとともに封じ込められた痛みは、涙ではなく渇いた即興歌となって切々と溢れ出る。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
「馬鈴薯」という即物的で突拍子ない、可笑しみさえありそうな細部が抜き差しならぬ選択であるという逆転感覚がいい。ナターシャ・ブライエによる強力な固定撮影、さらに荒涼たる風景(砂地の披露宴!)と原色を恐れない色遣いが映画に個性と普遍性をもたらしている。「労働」の映画であるのも私好みだ。 (3819695) | [投票] | |
どこの巨匠の作品か?と思わせるぐらいの非常に完成度の高い芸術的な作品でした。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
マガリ・ソリエルの悲しみ、南米ペルーの乾いた空気、見事にフィルムに定着されている。ナターシャ・ブライエの撮影も素晴らしい。 (赤い戦車) | [投票] | |
悲しみが微塵も伝わらない。彼女の心を蓋していたもの=膣の中のジャガイモなんだろうけど・・・→ [review] (IN4MATION) | [投票] |
Ratings
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計 | 7人 | 平均 | (* = 1)
POV
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