★5 | これはなんといっても星島一郎との画面。白昼=空を大きく取り込んだ画面構成、対する冒頭の夜の不気味さ、物憂い雨の日のムード、そしてラスト、中原ひとみの大写しに至ってはもう、『裁かるるジャンヌ』。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★5 | 「お互い道徳家にはなりたくないもんですな」ワッハッハの国会議事堂前で始まったかと思いきや急転直下。「終盤まで息もつかせぬ展開」が見事に達成される。汚れ役の中原ひとみが箆棒に美しく久保菜穂子も素敵。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 不純異人種交遊。 不良外国人にも全く物怖じしない大胆不敵な日本男児を演じられるのは、丹波サマを置いては他にはおるまい。 [review] (AONI) | [投票(1)] |
★4 | 理屈っぽさが残り突き抜けないものの、本筋は50年代の犯罪映画のように面白く、複数の言語・人種が会話する様はヌーヴェルヴァーグ。米軍の演習場として使われている無人の町が舞台になるラストの銃撃戦に至ってはまるで西部劇じゃないか。ダイナマイトの使い方は『リオ・ブラボー』か。しかし、飛び散った札束が風に吹かれて舞わないのは疑問。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | こうも腹黒い奴ばっかりだとかえって爽快感がある。物語の始まりの唐突さが良いし、ラストまで飽きさせないスピーディーな展開と凝りまくったカメラアングルは見事だ。若かりし頃の深作監督の才気が窺える。 (太陽と戦慄) | [投票] |