★5 | 子どもが居る居ないというテーゼより、慎ましやかに何も望まず生きてきた多くの人々への賛歌として見た。そして、絶望の淵からでも立ち直れるのだと言う確信。苦境にある者に寄り添うタナダユキのスタンスを前作に続き圧倒的に支持する。演出はシュアだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | いつもながら前知識ゼロでこの映画を見ていた。冒頭の永作が女に電話をしているシーン、、。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 「魂」は血縁を越えて継承される――それをクリント・イーストウッドは「(健全な、ある種の)マッチョ」と「グラン・トリノ」で、タナダユキは「家政技術」と「ビートル」で語るだろう。「川」沿いに居を定めたのは物語に仏教的死生観を下敷くためのみならず、その画面的効用もよく弁えた強かな選択だ。 (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 誰とも血のつながりを持たなかった乙美(荻野友里)は、誰とでも係わり合うことで生きている実感、すなわち自立を手にした。血縁にしろ他人にしろ、永作博美と原田泰三夫婦のような依存は、心の蘇生を阻害することはあっても促進することなどない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |