★3 | 新藤色が弱いどころか黒澤色に侵されてるんじゃないかという感じだったが、でも締めはやっぱり新藤色だった。 [review] (氷野晴郎) | [投票] |
★3 | 「どぶ」は始めから汚れきっていたわけではない。かつて澄みきっていたはずの水は、その寛容さゆえに人為によっていつしか腐臭を放ち、人びとはその薄汚れたさまを他人ごとのように傍観し忌み嫌い、そして遠ざけるのだ。「どぶ」を生む張本人が我々である。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 乙羽信子の演技力の凄さを見せつけられる。他の作品の綺麗どころとのギャップに仰天。 (RED DANCER) | [投票] |
★3 | 一癖も二癖もある最下層に生きる登場人物たちが『どん底』を思わせるが、こちらの方が面白いと思う。宇野重吉、殿山泰司も良い味だが、失業中の頭の弱い女を演じる乙羽信子が強烈。女優がよくここまで演った!しかも意外にスタイルが良い。l['04.9.8DVD] (直人) | [投票(1)] |
★4 | 乙羽信子を観るべき作品で、加工された人情長屋のなか、日本のジュリエッタ・マシーナが本領発揮。こういう作品を観ると、70年代のアングラ劇が焼き直しに思えてくる。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 乙羽信子演じるツルが圧巻。よだれを垂らし、手を叩いて笑い転げ、パンパンまでやって恩ある男たちに尽くそうとする子供のような女を熱演している。しかし、子供たちだけは彼女の偉さを知っているというようなあざとい演出や、最後の「いかにも」な泣かせの描写はいただけなかった。乙羽の演技で相殺してお釣りはくるのだが…。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |