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どぶ (1954/)

製作吉村公三郎
監督新藤兼人
脚本新藤兼人 / 棚田吾郎
撮影伊藤武夫
美術丸茂孝
音楽伊福部昭
出演乙羽信子 / 宇野重吉 / 殿山泰司 / 木匠マユリ / 中北千枝子 / 鶴丸睦彦 / 本間文子 / 飯田蝶子 / 藤原釜足 / 深見泰三 / 高野由美 / 近藤宏 / 山村聰 / 加藤嘉 / 左卜全 / 菅井一郎 / 三崎千恵子
あらすじ貧乏長屋に住むトクさん(殿山泰司)は線路わきで女の行き倒れに出くわし、パンを恵んでやった。彼が競輪場に行き、ツキの神と頼りにしていた爆弾の破片を忘れてガックリし、帰って相棒のピンちゃん(宇野重吉)とギャンブルの結果を嘆きあっていると、例の行き倒れ女がボロ家に入ってきた。名前をツル(乙羽信子)というその女は、トクさんに爆弾の破片を届けにきたのだった。オツムが弱そうな彼女が、辛い過去をひとくさり語ってその成果の千円札をトクさんたちに渡すと、目の色を変えたふたりは食事と寝床を提供する。欲を出したふたりは、ツルを芸者置き場に売り飛ばすが、一日目にしてとんだことに…。〔近代映画協会/112分/モノクロ/スタンダード〕 (水那岐)[投票]
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全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4乙羽信子を観るべき作品で、加工された人情長屋のなか、日本のジュリエッタ・マシーナが本領発揮。こういう作品を観ると、70年代のアングラ劇が焼き直しに思えてくる。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4乙羽信子演じるツルが圧巻。よだれを垂らし、手を叩いて笑い転げ、パンパンまでやって恩ある男たちに尽くそうとする子供のような女を熱演している。しかし、子供たちだけは彼女の偉さを知っているというようなあざとい演出や、最後の「いかにも」な泣かせの描写はいただけなかった。乙羽の演技で相殺してお釣りはくるのだが…。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★4乙羽信子の演技力の凄さを見せつけられる。他の作品の綺麗どころとのギャップに仰天。 (RED DANCER)[投票]
★3一癖も二癖もある最下層に生きる登場人物たちが『どん底』を思わせるが、こちらの方が面白いと思う。宇野重吉殿山泰司も良い味だが、失業中の頭の弱い女を演じる乙羽信子が強烈。女優がよくここまで演った!しかも意外にスタイルが良い。l['04.9.8DVD] (直人)[投票(1)]
★3「どぶ」は始めから汚れきっていたわけではない。かつて澄みきっていたはずの水は、その寛容さゆえに人為によっていつしか腐臭を放ち、人びとはその薄汚れたさまを他人ごとのように傍観し忌み嫌い、そして遠ざけるのだ。「どぶ」を生む張本人が我々である。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3新藤色が弱いどころか黒澤色に侵されてるんじゃないかという感じだったが、でも締めはやっぱり新藤色だった。 [review] (氷野晴郎)[投票]
Ratings
5点0人
4点4人****
3点5人*****
2点0人
1点0人
9人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
わたしの愛した丸顔女優たち (寒山拾得)[投票(6)]むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
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