徳川夢声の映画ファンのコメント
エノケンの頑張り戦術(1939/日) |
真理は一瞬だけふたりに降り注ぐのだが、しかしふたりはこれに耐えられず、誤魔化してみすみす取り逃がしてしまう。喜劇だから語れる人生の不条理。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
実にくだらん原因で始まった喧嘩が家族も巻き込む一騒動に。よくここまでシチュエーションコメディを発展させたものだ。普通の人は「tomato」の読み方でここまで熱くはならんですよ…。[江戸東京博物館] (Yasu) | [投票] | |
いきなりシンメトリーな家から登場する榎本健一と如月寛多が、これから始まる“意地”のつばぜり合いを予見させ可笑しい。通勤レース、散財合戦、ニセ按摩、愛人騒動、浮き袋男、誘拐犯との攻防、車窓の疾走など状況設定は多彩で楽しいがギャグは総じて幼稚。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
小国英雄による小国英雄らしい脚本が非常にスンバラしく、伊藤武夫&中川信夫のフォトジェニックな画面も生唾もの、戦後作品では見られなくなるエノケンの活発性も拝めるという、和製ドタバタコメディの在り難い傑作。 (町田) | [投票] |