★5 | 「関西弁ではロマンスが書けない」という山崎豊子原作の愛憎劇を吉村公三郎がフルカラー映画化。色盲というハンデを逆手にとり逆光の黒や赤色光の赤を強調した吉村のモノカラー的映像表現はここでも息を呑む美しさ。ジュリエッタ・マシーナ(もしくはアレン)風に登場しネイティブ京都弁でまくし立てるミスターニッポン田宮二郎の魅力も全開。 (町田) | [投票(2)] |
★4 | メイクのせいか、妙に下品な色気が漂う船場のお嬢さん京マチ子が、田宮二郎のビジネスサディストぶりを引き立てる。オンナを引きずりながら女を利用する若尾文子のどうしようもなさに対して、オンナを道具と割り切る中村玉緒の可愛い凄みに唖然。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 山崎豊子原作ものはそもそもエンターテインメント度もかなり高く、面白くないわけがないのである。しかしこの作品は珍しく時代性をずしんと感じる洋裁学校を扱っているので、現代人には何のことか分からないのがみそなのであろうか、、。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | ない交ぜの感情を抱え、ふん然と立ち尽くす京マチ子が好きなんです。 (G31) | [投票] |
★5 | かつて日本映画にこのような芸術を何気なく演出できる監督がいたことを有難いことと思う。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |