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井川邦子の映画ファンのコメント

初恋問答(1950/日) あの丘越えて(1951/日) 旗本退屈男 江戸城罷り通る(1952/日) 絹代の初戀(1940/日) 二十四の瞳(1954/日) 結婚(1947/日) 朝を呼ぶ口笛(1959/日) 執行猶予(1950/日) カルメン故郷に帰る(1951/日) 秘話ノルマントン號事件 假面の舞踏(1943/日) わが恋せし乙女(1946/日) 麦秋(1951/日) 明日は月給日(1952/日) この天の虹(1958/日) 広い天(1959/日) 生きてゐる孫六(1943/日)が好きな人ファンを表示する

ぽんしゅうのコメント************

★4二十四の瞳(1954/日)時代と社会が子供たちの運命をもてあそぶさまを、なす術なく見つめ続けなければならない女教師の切なさ。その女の人生もまた時代によって捻じ曲げれてしまう。そして男の影の薄いこと。公開時に30から50歳だった人達は、自分の生い立ちや青春を重ねたのだろう。 [review][投票(1)]
★3カルメン故郷に帰る(1951/日)活力と自由の象徴として画面の大半をしめる白煙たなびく浅間山と、どこまでも青く広がる大空を舞台背景に準備した時点で、この歴史的カラー作品の評価は決定した。後は若草の丘の上、派手な衣装で踊る女と、その素肌。どんな絢爛なセットも適うまい。 [review][投票(1)]
★4わが恋せし乙女(1946/日)日本がそれまでの全ての価値を失った昭和21年。映画が庶民の希望と熱望の牽引役であったことは想像に難くない。木下恵介がその場に提示した「再生の物語」は実にシンプルで力強く、井川邦子が放つ正のエロティシズムは神々しく、かつすがすがしい。[投票]
★5麦秋(1951/日)家族の朝の喧騒で映画は始まり、初夏の風が吹きぬける山あいの麦畑で終わる。簡潔なセリフで日常が積み上げられ、絶妙な映画的視線で日常が紡がれていく。静かだが永遠に続く大海の揺らぎのようなリズムの中、人は人と暮らし、人は人と別れる。[投票(4)]