[コメント] 生きる LIVING(2022/英=日)
黒澤版では冴えない小役人が、本作ではイギリス紳士然としたキャラクター造詣という違いはあるものの、オリジナルにほぼ忠実なリメイク。
ストーリー回しとして新人役人を配し、キーパーソンとなるミスハリスを中心に進行し、舞台がロンドンということで美術もかなり凝っており、色彩豊かなカメラワーク。
官僚主義への批判はトーンダウンしているものの、オリジナルを踏襲した脚本は、イシグロが黒澤作品に敬意を表し尊敬しているものと感じる。
2022年11月2日 東京国際映画祭にて鑑賞。
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