[コメント] 家族ゲーム(1983/日)
「日常」は「違和」により捏造され、「違和」は「普通」のものとして取り澄ましている。この違和を「全て終わってしまえばいいのに」の視点で炙り出せば、あらゆる事象が異様で醜悪な怪奇映画に。まるで黒沢清の画面(影響受けてる?)。優作は「違和の人」ということも再確認。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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夕暮れ、というより「日常」の「黄昏」。終わりの予感に反比例してニョキニョキ生えるビルがグロテスク。
食事が悉く不味そうなのだが、とにかく食べる。飲む。意識的に下品に演出された咀嚼音。「日常」の「貪食」というイメージ。
地獄みたいな中学生活は忌まわしくも懐かしい。
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