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[コメント] スライディング・ドア(1997/英=米)

自称作家の卵との関係が続くほうの物語に魅力がない。観客はあの男が不実である事を冒頭から知らされているので、グウィネスが「いつ気づくか」の興味だけで物語に付き合わなくてはならない。それでは地下鉄男との魅力的な恋物語と釣り合わない。
ペンクロフ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







役者たちが良かっただけに残念。

運命の不思議はビタ一文感じなかった。むしろ「グウィネスの運命なんてオレのペンひとつでどうにでもなるぜー」という作り手の傲慢を感じる。ショートカットグウィネスのバッドエンドには、何の必然性もない。だったら冒頭でグウィネスが地下鉄の線路に落ちて、轢かれて死んでてもたいした違いはない。気分次第で登場人物を殺しておいて「人生って運命ってホント不思議ですねー」と言われても困る。不思議なのはおまえ(監督脚本のピーター・ホーウィット)の頭だよ!

(評価:★3)

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