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[コメント] 墨東綺譚(1992/日)

ざらつきがなく素直な画調、聞き取りやすい声質の台詞回し、が、なかなかいい塩梅。最上級のテレビ東京のドラマみたい。(あそこは、なかなかドラマに本腰いれないけど!)←誉め言葉です!何度も観ても、好印象。ただ、ある個人的思い入れにより、若干、過大評価気味かも?
いくけん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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新藤兼人監督の、肩の力の抜き加減が、絶妙です。老年になって、上手くなっているね。この人。葛飾北斎みたい。

反戦(津川雅彦の戦争をみつめる深い眼差し!)や、生の孤独をさらりと描いていることが、作品に深みを与えている。ちょっとした見所は、浅草参りの女性達、親しげなんだけれども、2人の空気が調和していないんだね。水商売の厳しさってこんな感じ?あと、女2人は戦後も衣装替えして生き延び、男は老いさらばえて滅びる。核心を突いた!?ちょっと恐いラストでした。でも、さらさら感が良い。

あと、墨田ユキが良かった!スレンダーで、素直で、和風で、ちょっとおきゃんで、お馬鹿で、凄く綺麗で。もっと、もっとご活躍を祈っています!(メール下さい!来る訳ないけど。笑。笑。)

余談:7〜8年位前、夜中に、大阪の繁華街、曽根崎新地で、墨田ユキ激似の美女を発見した。大きな2階建ての喫茶店。彼女は、シンプルなドレスを着ていた。物憂げに遠くを眺めていた。嗚呼、プロデューサーにでも、もて遊ばれたのかな。芸能界って厳しいね、などといらん想像してしまった!凄まじいと形容したい程の、芳香な黒と紫のオーラが出ていた。(半径10m位!)男が近寄る隙のない圧倒的な美の時間。今までの人生で、この眼で見てきた中でダントツの美人!→なんで、俺が、夜中に一人で、曽根崎新地にいたのかは、つっこまないでね(笑)だいたい、ご想像の通りです(笑)

あと、あと、題名に(さんずいへん)が入りますので、そこんとこ、よろしく。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (7 人)ピロちゃんきゅ〜[*] ナム太郎 水那岐[*] ina けにろん[*] ゑぎ kazby

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