コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] アバウト・シュミット(2002/米)

ほのかなユーモアを笑い飛ばすことができない痛い映画。
ナム太郎

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







仕事人、夫、父としての自分の存在−それまでの彼の人生といってもいいだろう−をことごとく否定され、まさにどん底の彼の元に送られてくる一枚の絵。それは自分の存在を肯定してくれる唯一の明星ではあるが、反面、彼の悲しみを増長する存在ともなり得ているところが深い。

シュミットを演じるジャック・ニコルソンは、まさに彼のために作られたような役柄を完璧に演じていて貫禄だし、娘の婚約者の母を演じるキャシー・ベイツの裸体は、ある意味『ミザリー』の彼女よりも恐ろしいかも。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。