[コメント] 人狼 JIN-ROH(1999/日)
昭和30年代なのにヒロインはミニスカ・・・これがパラレルワールドか!
昭和30年代、路面電車、市街戦、廃墟・・・押井の好みってわたしのとほとんど一致してるんだけど、にもかかわらずこの靴の上から足を掻くような違和感はなんだろう?
1.こうした趣味が、現実を向かい合いたくないための、いわば後ろ向きの趣味だからで、この映画でそのことを目の当たりにしてしまったから。
2.現実の戦後史をあえてパラレルワールドで描いて見せて、逆に日本戦後史の矛盾を浮き彫りにするという壮大な試み、のように見えるが、『パトレイバー2』のような現代を撃つ、という気配はなく映画の中で完結してしまっているから。
3.なんで赤頭巾なんだ?こういう殺戮部隊が狼に譬えられることは多いが、だから相手は赤頭巾なんて、安直すぎないか?しかも映画内で当の赤頭巾を朗読・・・『A.I.』のピノキオか?
4.伏がそんなに強いように見えない。周りで「奴はすごい」と言ってるだけ。本番でもただ銃をぶっ放してるだけのように見えるんですが。いや、そのロボット的な感じがねらいなんだよ、と言われてもなあ。
最大の理由は2だな。
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