[コメント] モード家の一夜(1968/仏)
皮肉をちょっと盛った味のある会話劇。フランス人って、ホントこんなに負けを認めない人種なのだろうか?(笑)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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意地っ張りというか・・・。会話が進むにつれて、主人公が抱えている矛盾とか弱みがどんどん露呈していくけど、全然ヘコたれないんだもんなぁ。負けじと理屈を捏ねて対面を保とうとしてるのが、なんだかオカしい。でもそんな人間もロメール氏の手にかかると、何だかモノスゴくいとおしい存在に思えてくるのが不思議。話の作り方が巧いんだろうなぁ。ハッピーエンド、でもちゃんと人生も学びました、って感じの終わり方を用意してくれてるし。男の性みたいなものも伝わってきて、特にこの映画は話が面白いです。
車で走る街並み、夜の風景、雪景色。アルメンドロスの撮影は、モノクロのややくすんだ映像もさることながら、そこに漂う空気まで運んでくれるような親密さが堪らなく魅力だったりする。
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