[コメント] さよならくちびる(2019/日)
デュオとローディの3人だけの世界は関係が複雑化すると途端にやりにくそうだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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デュオの二人での役割の違いに加えて恋愛感情が絡めば煮詰まるのも必須だろう。3人はそれぞれのやり方で自分の気持ちを押し殺す側に努力をしているけれど、それが良い方向にいくとは限らない。見ているこちらは胸が痛くてたまらなかった。
気に入らなかったところがひとつだけ。彼女らのファンである女の子同士の友達、「さよなら くちびる」を歌う女の子がちょっと自分に酔ってないかしら。
とはいえ、ラストが好きな終わりかただったので気にしないようにします。“解散できて”ハルとレオは気持ちを切り替えられたのだと思いたい。解散が覆されるのかはわからない。けれど、関係を失うという体験をして、少なくとも「解散して3人は他人」であることをハルとレオが瞬時に放棄したことは私は嬉しかった。どうやって自分の気持ちや関係に折り合いをつけたのか(あるいはつけてゆくと決めた)のかはわからないけれど、シマを置き去りにして女性二人が先に進んだようで面白かった。
訪れた街の風景、ハルの部屋の雰囲気、レオのファッションも視覚的に楽しかった。
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