[コメント] ライフ・イズ・ビューティフル(1997/伊)
これは戦争映画ではない。ある男の家族への愛の物語である。グイドは理想の父親だ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この時代背景をこのように扱う事は、非常に勇気がいる事だ。まずはその勇気に★5をあげたい。
主人公のグイドは、あの状況でさえ憎しみも怒りも悲観さえも一切表さない。最初から終わりまでユーモアと愛と勇気のみ。それは現実にはあり得ないのだろうが、そんな事はどうでも良い。映画の冒頭で断っている様に、これは「おとぎ話」なのだから。しかしリアリズムに徹しなくとも伝わるものは伝わるものだ。
グイドの家族への愛と家族を守りたいという気持ちが成しえた事は、まさに奇跡だった。 息子が助かったという事も奇跡だったが、本当に戦車が登場するシーンもまた奇跡である。本当に戦車が来た、という奇跡。この部分に強いメッセージを感じずにはいられなかった。
逃走しようとして捕まってしまったグイドが射殺される寸前、息子への嘘の為におどけて行進する姿を見てしまうと、号泣モードに入る。全編通して描かれているのは、グイドの妻と息子への愛だった。この愛には本当に心を打たれた。
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