[コメント] アマデウス(1984/米)
鎮魂歌<レクイエム>は誰のために?
あなたとわたしのために。全ての凡庸なる才能のために。
*モーツァルトの父とサリエリの扮装はローマ神話のヤヌス神。微笑みと怒りの二つの顔を持ち<時>と<玄関>をつかさどる。過去と現在の境目たる1月(JANUARY)の語源である。映画ではこれと死神=ファーザー・タイム(時の翁)を重ね合わせている。つまりあのシークェンスの意味するものは、”父なる時の齎す大いなる死が玄関で口を開いて待っている”ということになる。嗚呼なんたる禍々しさ!深遠さ!
(再見@テアトルタイムズスウエア/デジタルリマスター版)
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