[コメント] リトル・ダンサー(2000/英)
こんなに世間の評価とかけ離れるなんてショック…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これほど音楽の使い方にセンスがない映画めずらしい。ひどいよ、これ…。もうそれだけでも1点決定!T-RexにThe Clashに、とりあえず知ってる曲を並べてみただけだろ。もちろんバレエといえば白鳥の湖のあの部分しか知らないんだろうし。
内容もハリウッド並に、あるいはそれ以上にマニュアルに沿って作られた感じでとてもやらしい。 で、何もかも極端というか単純。 親父や兄貴の豹変ぶりにはあっけにとられるし、主人公のガキだけは望めば簡単に夢はかない、周りの人たちはその犠牲になって夢も希望もなく生きるの?
男がバレエ、男らしさ、女らしさとは?、そんなテーマもちゅぅーーーと半端なオカズにしてしまってる所がゆるせん。ゲイの友人なんか出してきて、オレはゲイじゃないけど、理解はあるんだぜ〜みたいなスタンスもムカつく。
サッチャー保守党政権による社会的歪みも、ジェンダーの問題も、バレエも、全てこの天然ボケ監督の元では薄っぺらく裁断されて、オカズ、というより薬味程度に盛り付けられてしまう。全てはビリー坊やのために。
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