[コメント] ソナチネ(1993/日)
大の大人、しかもヤクザが悪ガキのようにふざけ合う。そして突如訪れる終末。ヤバイことして遊んでいられたガキの時間は二度と還らない。幼児性への郷愁と、不可逆性ゆえの哀愁。
渡辺、大杉、寺島、勝村、4人の俳優にとって、この作品を創り上げる過程に携わったことが掛け替えのない経験になったであろうことは想像に難くない。どことなく同性愛の香りすら漂ってくる。
エレベーター内のシーンにおける、時間・空間の取り方、陰影の設計は鳥肌モノ。
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