[コメント] 明治侠客伝 三代目襲名(1965/日)
冒頭いきなり俯瞰カメラで見下ろす祭り(御輿)の儀式のシンメトリーな映像美に驚き、次ぐ祭りの熱気と合いまった刃傷シーンで興奮は最高潮に。以後は次第にトーンダウンしてくるが、クライマックスの汽車と殴りこみの迫力で再び加速。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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逃げる安部徹を追って追って追いかけて、やっと刺し殺した目の前には愛しい藤純子の姿が・・・。なんという隙の無い構成!!加藤泰監督の畳み掛けるドラマ演出に唸らされる。
コメディリリーフ役かと思った藤山寛美までもが、迫力ある死に様を披露するアウトローを演じれば、咥え煙草を噛み千切る悪徳実業家大木実も傲慢不遜なオーラを発散しまくる名演技。 しかし、藤純子のやりすぎにも思える情念演技は一体何!?鶴田浩二の首や胸にしがみつく純子。激しく抱きつかれる度に、鶴田までうろたえて呼吸が激しくなるシーンについ笑ってしまう。
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