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[コメント] セーラー服と機関銃(1981/日)

最初はぎこちなく見える薬師丸ひろ子がフェイク満載の画面にいつの間にか収っているのが演出の力なのだろう。全編「酒場の女の薄情け」への悪意ある誘惑が一貫しており、どのシーンも力強く暴走族の長回しが最高。
寒山拾得

本作、薬師丸自身の脚本のセレクトだったらしく、若いのに偉いものだ。三國連太郎のアジトの件が面白味を欠いたのは予算切れかスタッフ不足か。清順の全盛期ならいいセット組んだだろうに、80年代の環境の貧しさが見えるのは切ない(『光る女』の舞台ほか、相米作品の屋内はショボい。彼の素晴らしい瞬間の比率は屋外がやたら高い)。なお、封切併映の『燃える勇者』ほど詰まらない映画を私は観たことがない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)けにろん[*] ペペロンチーノ ぽんしゅう[*]

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