[コメント] A.I.(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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スピルバーグの映画になっちまってるが五点くれてやらあ。
キューブリック好きとして、横槍入れながら観てやるつもりだったんだが、不覚にも感動してしまった。凄く、良い映画だった。
人間だもの。 みつを
クソったれにファックでビッチな言葉を引用してしまうけれど、まったく、人間だもの、だ。モニカは人間だもの。我が儘でとっても中途半端なのだ。「いらね」とばかりにデイビッド君を放り出してしまう。
でも、デイビッド君は愛されたい。人間になるため、ブルー・フェアリーを求めて冒険をしてしまう。全ては愛のため。かつて音楽界の『三銃士』も唄っていた。「all for one ♪」and「all for love ♪」なのだ。
デイビッド君はひたすら母への愛を貫こうとする。いいじゃないか。それが愛だ。そして、人間なのだ。我が儘で自分のことしか考えない、それが人間だ。最後でモニカ母さんと二人っきりになれたデイビッド君。本当に良かった。
デイビッド君は人間になれた。
ていうか、旅をしている間、君はずっと人間だった。
そしてクマ君。
君は神。
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まったく話がそれるけど。
彼女と一緒に鑑賞したこの映画。
2000年後、宇宙人の登場で彼女爆笑。
おいおい涙するボクを横目に彼女爆笑。
で、鑑賞後。
「いやあ、本当に良い映画だった。感動した」と目頭を熱くボク力説。
「私、こういう映画で感動する人って胡散臭いと思う」と彼女。
「おまえ、ふざけんな。ちょ→良い話じゃないか!」
「ちょっとあんたキューブリックファンじゃないの?」
「五月蠅い! そんなの関係ないもん!」
「何それ? 観る前まではあんなに文句言ってたくせに、何それ?」
「馬鹿! お前は監督でシネマを観るのか?」
「違うわよ、あんたのこと言ってるのよ!」
「もういい。お前は冷たいオンナだ、信じられない」
「私こそ信じられない。B型はイヤだイヤだ」
そして彼女一言。
「ま、私はあなたのこと愛してないけどね」
「[A.I.]ならぬ[NO.愛]ですか?」
「あっ・・・ははははっ・・・」←二人
その後、二人でとぼとぼ歩いてビデオを返却しに行きました。
愛、欲しいっすよ。
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