[コメント] 若草物語(1994/米)
追加されたフェミニズム的要素が、ジョーを筆頭にした4人姉妹ををよりいっそう魅力的にしている。例えば、「勝ち気な女の子はヒステリー持ち」のようなステロタイプな表現がないこと。
原作、旧年版映画での、ジョーの所謂「おてんば」を、結婚までのモラトリアム的な物として描かれ方に対して、今作では、許されるべき・尊重されるべき個性としてて、フェミニズム的に描かれている。そういった世界観が4姉妹を自由で生き生きしたものにしている。
この当時、この手の文芸映画の音楽で脂がのりきっていたトーマス・ニューマンのクラシカルでありながらシャープな映画音楽として音楽のように、原作に対しての新しい血を与えた作品作りは、古典の映画化としては真っ当なやり方であり素晴らしい。
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