[コメント] アメリカン・サイコ(2000/米)
嫌いじゃないです。絶対コメディです。原作は別物です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
インタビューでクリスチャン・ベールがはっきりと言っています。この作品のテーマは「笑い」で、バブル景気に沸いた世の中の物質至上主義を、皮肉をこめて笑い飛ばす映画なんだと。だから役作りに殺人鬼の心理なんて研究するよりもナルシストらしい肉体作りに力を入れたのだと。
なるほど。
仲間内での名刺自慢大会も、オイルの臭いがうつるのも構わずジッポで高価そうなシガーに火をつけるのも、かのジェイソン様とは比べ物にならないしょぼいチェーンソーを振り回して女性を追い掛け回すのも、コメディならば納得。
ラストについての解釈を二通り。
★犯した殺人の全てがベイトマンの妄想の世界での事だった。
★ポール・アレンやパトリック・ベイトマンが誰であろうと、そんな事すらどうでもよくて、殺人事件すらなんでもなかったかのように日々を生きていく残された人間たちの滑稽。
無理が無いのは前者の解釈なのだけれど、まあ、なにしろ「ただのコメディー」なんだからどっちでも良いか。
こんな告白などなんの意味も無い―のだから。
こんな映画のオチなど―
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