[コメント] レベッカ(1940/米)
「起」は無粋な主人(フローレンス・ベイツ)、「承」は不気味な世話人(ジュディス・アンダーソン)の両オバハンに翻弄される波乱で、良く言えば巧み、悪く言えば順調に沸点のドン詰まりへ。にやけたオッサン(ジョージ・サンダース)登場で物語は「転」調。
どちらに転ぶか分からない、言いかえれば、どっちに転んでも面白い怒涛のたたみかけであっと言う間に「決」へ。
最後の20分だけで観客を“満足した気”にさせる計算づくの力技。2時間かけてクセの強いオバハンとオッサンにもてあそばれる美女ジョーン・フォンテインを堪能しただけ、とも言える。
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