[コメント] 八月の鯨(1987/米)
優しい潮風に頬を撫でてもらえたような映画です。
それでも、不安な気持ちは収まらないけど・・
もう亡くなった祖母は、生っ粋の日本人ですが瞳の色がなくなって青い目をしていました。とても優しくて綺麗な瞳だったけど、最近になって母の瞳もすっかり祖母のようになっているのに気がつきました。
父が出ていってからの母は、入退院の繰り返しでした。自分が社会人になって働くようになり、妹も結婚し孫もできてようやく元気と取り戻したのですが、母の老い(というには失礼だけど)を覗くようで切なくて顔をまともに見ることができません。
でも、それは自分の中のどこかに老いることの恐れがあるのかもしれません。そのことに気付かせてくれたように思います。この映画のように母が幸せを感じることのできる人生を送れる女性になることを願ってやみません。
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