孤独なので、主人公は直視しない。鏡に映った自分自身は決して本当の自分では無い。タクシーという空間から覗いた街もまた孤独が許してしまった自意識の産物にすぎない。

孤独なので、居場所がない。だから求めたい。人を、物語を、ドラマを。

孤独なので、やっぱり一人が好き。一人でいる時間は重要だ。

孤独の寂しさ、自己陶酔、あるいは素晴らしさ…。全部含めて大好きな作品です。

危険な臭いがするが故に興味をそそる。まるで麻薬のような魅力と馬鹿らしさ。

映像と音楽も気持ちがいいですね。