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[コメント] にっぽん泥棒物語(1965/日)
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★3前半から相変わらずのズーミング多用。しかし、公判シーンのズーミングとパンニングは、なんて説明的なんだろう。こゝまでの観客の視点強制は全く酷いと思う。しかしだ、いくつかのシーンはとても見応えがあるし、面白いのも確かなのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4まるで盗む自由までもが保証されたように、戦後混乱期を突進する義助(三國連太郎)が、そのまま映画の推進力となるアナーキーでエネルギッシュな演出がみごと。随所に散りばめられた 伊藤雄之助、市原悦子、花澤徳衛、千葉真一、加藤嘉らの怪演も楽しい。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4本作は学生時代に一度見逃した、という思いが強くて過剰な期待を抱いていたかもしれない。ようやく見ることが出来たが、ある意味で、社会派エンターテイメントとしての山本薩夫の特徴と限界を表した一作といえるかもしれない。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4大半がどうってことない世間が時代が悪いのよ的左翼イズムに迎合し、笑いの中でリアルに松川事件を撃つという高度な諧謔趣向も若干褪せるが、正直この伊藤雄之助には参った。このおっさんが出てくるとアドレナリンが全開する。あと佐久間もいいね。 (けにろん)[投票(1)]
★4山本薩夫らしい、風刺と皮肉に満ちた喜劇。三國連太郎の独壇場による法廷シーンは爽快。伊藤雄之助と共に、今では得がたい役者。市原悦子加藤嘉永井智雄も好演。佐久間良子は、ちょっと太い。弁護士役で、二枚目時代の千葉真一が出てるのが、面白い。['06.2.25京都文化博物館] (直人)[投票]
★5三國ジャン・バルジャンの本当にユーモラスな名演技。鈴木瑞穂と息子のエピソードもダクダク泣ける。お決まりの展開を全く退屈させずに魅せ切る山本薩夫のこの時期の演出力(=破壊力)はお世辞抜きで黒澤以上。 (町田)[投票(1)]
★3ふぐすま訛りの演出がやり過ぎだっぺよ!破蔵がいつの間にか 松川事件にすりかわってる。市原悦子は東北の芸者役にぴったり。 (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]