[コメント] シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024/米)
報道従事者の視点でイカレた内戦を描くが、報道は報道でイカレてるのでなかなか混乱させられる。「道」がつくとだいたいイカレる。柔道とか。剣道とか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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中盤まで『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』的な低予算田舎SFとしてグイグイ見せる。例の赤グラサンがピークだ。
一転、終盤は巨費を投じた超大作であることをゲロって大市街戦争。しかしこうなってしまうと、ただの「コール・オブ・デューティ」の新作に見えてしまう。市街戦でヒャッホーしたいという誰もが持つ欲望は、すでにCoDがほとんど叶えてしまった。もちろんCoDも多くの映画を模倣している。映画とゲームの限りないフィードバックの果てに、何が映画におけるゴージャスであるのか、わたくしよく判らなくなってきてはいるんだよな。
少なくとも10年後にも我々が覚えているのは、終盤の市街戦ではあるまい。記憶に残るのは洗車機に吊るされた隣人たちの姿であり、アサルトライフルを弄ぶ赤グラサンの反知性的な佇まいであろう。
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