[コメント] ほかげ(2023/日) - 点数順 (1/1) -
ひっそり生を閉じる者と怨讐晴らす者。両者の挿話を少年と1丁の拳銃が往還して連結する。その説話的な構図の奥底から失われた命と新たに芽吹く生命力が火影のように立ち現れる。塚本映画が新たに獲得した神話性。惜しむらくは残るインディーズの尾っぽ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
ブラックホールの底から絞り出されるような女(趣里)の声音は希望を絶たれた怨念の響きのようだ。飽和点に達した怒りを抱えた男(森山未來)の呆けた彷徨は虚無と紙一重。澄んだ瞳でそんな惨状を見つめる少年(塚尾桜雅)の心には何が映っているのだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
これも力のある作品だ。小料理屋のような店の中、座敷に寝ている趣里へ寄って行くショット。緩やかなディゾルブで繋ぐ。少年のミタメか。趣里の膝下、白いふくらはぎが眩しい。これを反復する脚フェチの趣向。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
少年が大人の狂気を垣間見る物語。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |