ご自分の感覚のままに撮っているので、映画の解説をしてもあまり意味がない。私の勝手な推測だが完全にご自身の話だ。

少年と同じ頃に感じた感情を、巨匠となった今、自分の思うがままに絵にしている。 だがその過程にはナウシカや千と千尋やポニョなどの驚異の金字塔があり、だから狂気で圧巻の絵巻物が出来上がる。 しかし母親との距離感がなんて遠いんだ。

宮崎映画を10代の頃から体験し50代となった今、思いがけず宮崎脳内ラビリンスに入ることができ、最高の瞑想とファンタジーを味あわせてくれるミラクルな映画。