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[コメント] 生きちゃった(2020/日)
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★0現代人においても心にあるものをそのまま言葉にできる人は少ないのではないか。私もその一人だ。昭和という隠れ蓑でそんなものかと無理に思わせていたが、やはり人間は、特に女性は「言ってくれないと全くわからない」らしい。 [review] (セント)[投票]
★4同じ事柄をどう受け止めるか(思い遣るか)で人生は大きく変わる。この糞みたいな世界で、何とか幸せを手にする人間と、他人を巻込みながら転落してゆく人間が居る理由がよく解る。もう一寸明るくしろよと毒づいたが、俺も暗い所は好きだ。☆4.2点。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★4執拗に太賀が「自分は日本人だから」と繰り返す以上、彼は日本人のアレゴリーなのだろうか。でも、自分はむしろ卑近なニュアンスから彼に感情移入させられた。周囲の者がこちらより前に結論を吐き出し、勝手に転落してゆく結末には幾度となく出会い、こちらは行き場のない悲しみとともに徘徊する事がある。この話はコントのように残酷だ。だが。 [review] (水那岐)[投票]
★3自分の意思が伝えられない男(仲野太賀)の話だ。その沈黙は日本社会のありようへの問題提起のようだが、石井裕也の語り口はこの主人公のように曖昧で憂いどころか警鐘にすらみえない。男が本心を「言わない」のか「言えない」のかがよく分からないからだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票]