★4 | エマ・ストーンの続投からも分かる通り、『マジック・イン・ムーンライト』の対となる作品。「ミューズ(笑)」を軸に、男の厭世のこじれの反動が陰に振れるか、陽に振れるかのケース比較の解説で、これは前者に解放されてしまったほう。頭がいいのか悪いのか、こっちにハマってしまう、際どく哀しいおかしさ。ハンナ・アーレント曰く「悪は凡庸」。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★4 | 淀長先生が「アメリカ最後の哲学者」と評したウディ・アレンが描くテロリスト映画。おかしな邦題を付けるんじゃない。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★5 | 今まで描いてきた「金」を起源とする殺人から動機が「愉悦」の為と純化され映画は内向的に先鋭化する。アレン掌中の若い女子とのあーだこーだの華やぎも2作目エマの絶頂美を得て春爛漫。修羅場としてのエレベーター使いは『ディパーテッド』に匹敵。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 殺人とか道徳とかを巡ってアレンの前作『マッチポイント』をつい思い出してしまう。そして比較してみるとよくわかるが、本作のポイントはエマ・ストーンの様々な魅力を如何に目一杯引き出すかということに尽きる。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★4 | 無為な「言葉」が沈殿したかのように、醜くぷっくり弛緩した腹の哲学教授。過去の「言葉」の堆積に無邪気に憧れて、肌も露わに健康美をふりまくお嬢さん女子大生。そんな二人の風体対比の妙。絶望に恋をする女と、脱思考に希望を見出す男の話。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |