★3 | 行動し現場を支配することは一種の徳である。これを誰よりも強烈に体現するのは、チンワンの兄貴のチョン・シウファイであり、チンワンの異様な現場主義もこれに準じる。だが、現場を支配するという徳は、偶然を排するがために、冒険という概念と対立しかねない。 [review] (disjunctive) | [投票] |
★4 | 小粋な3題話を語るにメルヘン世界から降り地に足つく俗世に塗れる覚悟を垣間見せたジョニー・トーに好感を持つ。特に投信販売員デニス・ホーの挿話が切実で、他の刑事・ヤクザの絡み話のルーチン陥穽に楔効果をもたらす。必死に生きる人々への賛歌。 (けにろん) | [投票] |
★4 | やくざのラウ・チンワン、刑事のリッチー・レン、銀行員のデニス・ホーが浅くもなく深くもなく微妙に関わり合う筋立てが見事。時間軸や視点の入れ替えなど高等テクが冴える。指数先物取引で一喜一憂するラウ・チンワンに萌え。 [review] (パピヨン) | [投票] |
★3 | ジョニー・トーの「ウサギとカメ」 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★3 | つまらなくはない。しかしジョニー・トーの中ではあまり気に入らなかった。構成の問題もあるだろうが、見知らぬ者同士が心を通じ合わせる「ヒーロー・ネバー・ダイ」のコイン投げ勝負や「冷たい雨〜」の食事のような場面に欠けて物足りない。 (赤い戦車) | [投票] |