★3 | シャープな画づくり、テンポもいいし、ピカレスクな雰囲気も悪くないが、『ゴッドファーザー』の成りそこないみたいになっているのが実に惜しい。長男には凄みが、次男には狂気が、三男には卑屈さが、主人公にはピュアさが、それぞれちょっとずつ足りない。 (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | オーストラリアの新しい映画の波は要注目だな。といっても意識して観たのは『明日、きみがいない』とこれくらいだけど…。犯罪モノなのに地味な空気感が絶妙。 (あちこ) | [投票] |
★3 | 過剰なものに慣れすぎたからだろうか。極悪ファミーリアから連想される激刺激は皆無である。心理的葛藤劇としてのサスペンス醸成にも無頓着であり、肩寄せできるキャラが無く淡々と流れていく時間。それが味と言えば味だが。メンデルソンが地味に良い。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | ハリウッド・スターとは懸け離れた芋面どものあたふたを眺める愉快はある。主人公の少年に一向に主人公らしさが与えられないのはもちろん作者の期するところで、ゆえに却ってラストシーンが決まる。全般に官憲の登場の仕方もいい。ただし、題名が期待させるような畑正憲的展開を確認することはできない。 [review] (3819695) | [投票] |