[コメント] イリュージョニスト(2010/英=仏)
一見『ベルヴィル・ランデブー』の過激さからは後退したように見えるが、画面の深みや情報量は繊細さを極め、より凄味を増している。ただ、自分の嗜好から言えばこの映画はあまりに感傷的すぎる。英国が舞台だからか雨の場面が多いのもそれに拍車をかけている。
ところで私は本作を観ながら何故か押井守のアニメを想起させられた。サイレント映画を思わせる極度の台詞の排除、部屋に射し込むネオンなど光と影の扱い、まるで『機動警察パトレイバー2』や『天使のたまご』を観ているみたいでした。ひょっとしたら影響を受けてるのかしら?
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