[コメント] ディア・ドクター(2009/日)
タイトルでちょっと損してる。安っぽいテレビドラマを連想する。人間の罪にこそドラマは生まれるのだが、人を殺すことだけが罪ではない。前作「ゆれる」ほどのドヤ顔でない点が好感。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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間違いなく、笑福亭鶴瓶のベストアクト。
君子のような医者より、偽医者の焦りを演じることがどれだけ難しいか。
「結果側」からやってきた刑事たちの冷たい追求が無ければ引き締まらない物語。
ここがうまい。
それでも田の緑が常に観客の目を癒すように、全体には尖っていない。
安っぽい感情に流されず、抑えて抑えて、最後にあの八千草薫の笑顔。
ドヤ顔をしない演出、構成、脚本が光っている。
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