★4 | 子供は手加減を知らないので、‘〜ごっこ’のシーンはコワかった。何が起きるかと。主人公は本当に良い子で、「学校は面白いお話を教えてくれる所」「戦争ごっこは服が汚れる」って言う。成程、この捉え方は真実をついている。 (KEI) | [投票] |
★4 | 粗削りだが見る者を放さない、まるで若いハナ・マフマルバフの一本気な熱意が、そのまま乗り移ったような一途な映画(=少女)だ。少女バクタイは悔し涙を目にたたえることはあっても、決して大声で泣き叫び救いを求めたりはしない。他の子供たちだってそうだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 未来ある子供に手を差し伸べる大人の不在こそがこの映画の欠陥であり、また核でもあるという辛さ。 [review] (づん) | [投票(2)] |
★5 | 傑作。少女の受難を描く筆の厳しさは父親よりもキアロスタミやブレッソンを連想させる。むろんその両名を引き合いに出すにはアップカット及び音楽の使用法に認められるストイシズムの不徹底ぶりが引っ掛かるのだが、むしろそれがハナ・マフマルバフの個性なのかもしれない。多くの忘れ難いシーンを持つ。 [review] (3819695) | [投票] |
★3 | 「暴力」をテーマに寓意的に描いた、と言われてみれば「ああ、なるほど」とうなずけるものはある。だが、あまりに自然な幼い子供たちのわらしべ長者みたいな冒険を見てると、微笑ましい気分になってくるし、全体としてものどかな雰囲気も漂っている。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★4 | おそらく父親のモフセン・マフマルバフからヒントを得たテーマと思うが、大人社会の縮図こそが「子供の情景」である、ということを19歳の監督はよく描き出していると思う。[有楽町朝日ホール (FILMeX2007)] (Yasu) | [投票] |