[コメント] シェルブールの雨傘(1964/仏)
時は過ぎる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
名曲だ。ラストに震える。過ぎた時は決して、絶対に元に戻らない。
歌;楽しいイメージ。怒る場面でさえ中和される。
色;踊るようなイメージ。部屋が、街が鮮やかだ。抽象絵画を連想させた。
全てはラストへの布石。
2人は雨粒だった。最初、同じ水溜りに落ちそして混ざり合った。だが片方の水滴は蒸発して雲になってしまい、女は届かない存在になった。女も大海へと流れ込んでしまった。もう広い世界で2つの水滴が出会うことはないかと思われた。
しかし、一瞬だけの出会いが訪れた。2つの雨粒はガソリンスタンドという傘に舞い降りた。そして別々の方向に零れ落ちていった・・・。
追記:★4から★5に昇格させました。
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