アクションシーンは『火山高』の監督らしく、一応凝ってはいるのだけど、このストーリーでこの役者でこの宣伝とくれば、それがいくら凝っていようと、アイドルのサービスの域を出ないのは事実。それはそれで楽しいし、良くも悪くも作品の世界を膨らませる役割を担っては居ると思うのでいいのだけど、正直・・・やりすぎと思います。はい。見てて笑いが込み上げてきて・・・あの、その「なるほどっ！笑えばいいのか！」って見てるこっちも開き直りまして・・・

物語は荒唐無稽。しかし徹頭徹尾やりたい事をやりたい放題やっている分、非常に潔く、途中からちょっと首を傾けてみてみたら意外と面白かった（ぉぃ

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少女漫画をさらにデフォルメしたようなアホ丸出しのストーリーに、妙にヴィジュアルに凝ったアクションシーンと、安易な展開。「また病気かよっ」「えっ？今時好きな人は弟でした、ネタ！？」って思ったけど、あの、その、何ていうか「こんなの見て面白いの？ガハハハハ」って見方すれば面白かったです（自己矛盾）

だって普通に考えて、どー考えても高校生に見えないし、どー考えてもアイドル映画だもん。つーかスケールと予算を少しばかり落としてＴＶでやればよかったんじゃ・・・（ぉぃ

予告の地点で既に嫌な予感で飽和に達していたのだけど、本編がさらにその想像力の上を行くズッコケっぷりなので、まぁ、ここまで来りゃ見てるこっちも開き直れる。うん。想像力は空を飛ぶ。

『火山高』が非常に中途半端な出来だった分を、（どこかでヘアピンカーブしちゃった気がするのだけど）やりたい放題やってくれたので良しとしよう。うん。