★4 | 矢張り、随所に変態っぽさのある極めて倫理的な映画。クレジットバックが緑の布地か?緑のセーター生地みたいと思ったが、これは、カードゲーム台(テーブル)を上から撮ったショットということか。こゝからして既に偏執的じゃないか。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 冒頭からの自省のモノローグが『タクシードライバー』を彷彿とさせ、これからポール・シュレイダーの映画が始まるのだと期待が高まる。感情を封じ目立たないことに徹するこのギャンブラーの性癖は、この男が軍隊で受けた訓練の成果であり後遺症でもあるのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 余計なことは一切せずに、ひっそりと、まるで時間が停まったままであるかのように生きる男にとって、時間が再び動き出すことはどういう意味を持つのだろうか。渋い雰囲気が漂う良質な映画。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★3 | 枝葉を削ぎ落としていったら何の変哲もない戦争後遺症と復讐譚が姿を見せてきたというだけで、嘗ての豊穣なエピソード群の紡ぎ合わせから真実を掬い上げた力業はない。USA連呼野郎とのコクあるタイマンやハディッシュとの更なるゆらめきが見たかった。 (けにろん) | [投票] |