★4 | 相変わらず楽しいサンス節。題材はよくある女性大生と教授との不倫なんだけど、サンスにかかると春風のようにさわやかで、でもちょっぴりなまめかしい。からりと明るく湿っぽくはならない。ほんと、珍しい映画作家である。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | 作劇常道では行き詰りの孤独地獄への転落を描くその一歩前のモラトリアムな瞬間をこそ淡々と綴る。此処ではない何処かへの逃避願望の切実をアイコンバーキンやスコセッシがシャレで被い救われる。悪意は隠蔽されマッコリ一杯の美味さを味わえばいい。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 不倫話は掃いて捨てるほどあるが、こんなに明るいのも珍しい。というよりそうなるように主人公設定しているのが、ミソだ。が不倫は不倫で、根本の問題はどこ迄行っても残る。でも観客は、この性格の2人なら好きなようにしてくれ、と苦笑いするしかないだろう。
(KEI) | [投票] |
★3 | 『ソニはご機嫌ななめ』の枠にはまらない女子大生チョン・ユミヘウォンが思い込みの人だとしたら、この女優志望の学生ヘウォン(チョン・ウンチェ)は夢見心地の逸脱妄想の人。驕り、怒り、泣き出す迷える若き監督(イ・ソンギュン)の心労どこ吹く風。 (ぽんしゅう) | [投票] |