★5 | きわめてキム・ギドク作品の中ではストレートな作品である。「啓示」に導かれるように世間から迫害されてきた主人公は凶行を犯し続けるが、それが映画の中の出来事でしかないことをギドクは無慈悲に宣告する。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | さすがはキム・ギドクという驚きこそあるが、「面白かった」と素直に言えるだけの力がこの作品にあったとは言えない。こういう実験、やってみたかったんだなぁ、という感想の方が強い。 (SUM) | [投票(2)] |
★3 | ギドクの初期作品とは言っても既に「鰐」等の秀作を発表しているわけなので、何だか後戻りしているような気がした。長廻し、即興的なハナシの繋ぎ等見るべきところはあれど、いかにも若い、否青いといってもいいかな、悪く言えば学生の卒業映画風でもある。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | この比較的初期のギドク作品を観て「ギドクは決定的に活劇演出ができない監督なのかもしれない」という私の疑いはますます強められた。 [review] (3819695) | [投票] |
★2 | 一旦、「撮る」行為の前で芝居らしきやりとりが繰り広げられてしまい、時間の長短にかかわらずある物語が設定されてしまうと、何を選択し抽出するかという意志なしに、「撮る」とういう行為をただ単に積み重ねても、何も生まれないということがよく分かる実験。 (ぽんしゅう) | [投票] |