★3 | 森崎は警察が大嫌いな本邦三大監督のひとりだ(他は深作と若松。私見)。ここでは官尊民卑の下らないクロサワ作を当然のように転覆させて、警察のない世の中をあれこれ検討している。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 渡哲也が拳銃を盗られた場所は目黒。最初に当たりをつけた不良少年の姉を、緑魔子が演じており、彼女は本作では左目に眼帯をしている。緑魔子の隻眼のモチーフ。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★2 | 若い刑事の焦燥や、老刑事の悲哀などどうでもよく、本当に森崎が描きたかったのは「沖縄」なのだから端から黒澤「野良犬」などと相容れるはずもない。準備された犯行の動機も理屈っぽく類型的で説得力なし。人が死んでいるのに大ごとに見えずサスペンス感もゼロ。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★2 | アレンジ精神は立派だが、後半はグダグダでムダが多い。見所はスリムな松坂慶子ぐらい。
[review] (TOMIMORI) | [投票] |
★2 | 黒澤映画の換骨奪胎に、当時の森崎監督らしい沖縄問題を強引に結び付け、そして公僕としての警官の存在の空しさを匂わせたグロテスクなリニューアル作。森崎は原作のテーマなどは知っていても無視するつもりでこの仕事を引き受けたのだろう。 [review] (水那岐) | [投票] |