★4 | 収束でもって価値高い『真空地帯』(52)のバリエーション。伴淳の秀作。なおタイトルは正しくは前後篇ではなく第一部第二部(分ける意味ないと思うが)。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 絵に描いたようなお約束の良心喜劇。公開当時には、それなりの意義があったのだろうが、今となっては終盤の伴淳の涙ながらの正論演説が鬱陶しい。戦時下の理不尽さのなかでひと際輝く、将校の愛人役関千恵子のコメディエンヌぶりと伸びやかな肢体が印象的。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | アチャコが大阪弁でまくしたてる。「(軍隊生活は)あほらしゅうて、あほらしゅうて」そして「・・・あぁ、おもろ」(笑うしかない)と続く。戦後70年の今(2012年)真面目に暮らしている者が、あほらしゅうてあほらしゅうて笑うしかないという世の中は大きく変わったか? (KEI) | [投票] |
★3 | コメディアンはシリアスなドラマに放り込まれてこそ真価を発揮する。普段の冗舌さが消えた時、そこに訪れる静寂と涙が、普段との格差を倍加させるからなのか。Reviewはラストの台詞に困惑してしまった件。 [review] (sawa:38) | [投票(1)] |
★5 | 伴淳三郎という稀代の名喜劇役者の一世一代の名演によって、戦時中の軍事国家・日本、そして軍隊の矛盾、不条理さがより際立っている。笑って、泣いて、そして日本人にとって忘れてはならない「第二次世界大戦」について考えさせられる大傑作。もっと世に知らしめるべき作品!!['04.3.5京都文化博物館] (直人) | [投票] |