[あらすじ] トカレフ(1994/日)
主人公は幼稚園バスの運転手。ある日自分が運転するバスで誘拐犯人たちにわが子を奪われる。犯人たちは身代金を奪ったあげく子供まで殺して捨てる。主人公はやり場のない怒りに駆られるがなすすべもなく妻との生活も子供を失った事でおかしくなる。ある日放心状態でわが子の運動会のビデオを観ていたら同じマンションに住む男の姿を見つける。その男が犯人と確信した主人公は彼を追う。
この映画の題材は「復讐」だが本当の映画のテーマは「新しい映画的手法の発見」だろう。極端なまでの「省略」「説明的なものの排除」。この作品から新しい日本映画が始まったまさに革命的な記念作品。以降の監督たちへの影響、映画評論家たちの大絶賛は受けたが「どついたるねん」のようにはヒットしなかった幻の名作。
(ina)
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